マンション購入前に必ず確認すること【日当たり編】

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目次

結局どんなマンションを購入すれば良いのか

【STEP1】では将来「変わる敷地」「変わらない敷地」の見分け方.
【STEP2】では用途地域ごとに「どれくらいの高さの建物が建つのか」を大まかに説明しました.
それらを踏まえた上で結局どんなマンションを買えばいいのかということを最後にお伝えしたいと思います.


将来も日当たりを確保できるマンション」の具体例を以下にまとめましたのでご確認ください.

・周辺敷地が「変わらない敷地」

まず現状、しっかり日当たりが確保できているのであれば、周辺敷地が「変わらない敷地」であれば安心です.
その中でも公園や水辺に面している物件が購入できれば最高ですが、中々希少性も高く、価格も高額になりがちです.

個人的には「築年数の浅い鉄筋コンクリート造の建物」に面している物件は、意識して探せば、そこそこの価格のものが意外と見つかるので結構狙い目だと思います.

「変わらない敷地」だった場合は、都市計画図も調べなくていいので簡単です.
一方で「変わる敷地」だった場合は以下の条件に当てはまるかどうか確認してください.

・上層階に位置している

もし目の前に建物が建ったとしても、上層階になるほど相手の建物の影が自分の部屋に落ちてくる可能性は低くなります.
逆に低層階になるほど日当たりが悪くなる可能性は高くなります.
ただし、以下の2点には注意する必要があります.

・自分のマンションが制限高さギリギリの高さで建っている
・自分のマンション敷地と周辺敷地の制限高さが同じ

「制限高さ」に対して低く建てられたマンションの場合、周辺により高い(制限高さギリギリの)建物が建つ可能性があります.
その場合は上層階であっても日影になる可能性が高くなります.

また、自分のマンションが制限高さギリギリで建っていたとしても、周辺敷地の制限高さが更に高ければ日影になる可能性が高くなります.
その為、両者の「制限高さ」が同じであることを都市計画図で確認することが重要です.

・高さ制限がきびしい用途地域に面している

例えば以下のような場合です.

・自分のマンションの用途地域:第一種中高層住居専用地域(高さ制限20m)
・周辺敷地の用途地域:第一種低層住居専用地域(高さ制限10m)

このような場合は周辺敷地の高さ制限より高い位置の部屋を買えば日当たりを確保できます.

もし、逆の関係になると、たとえ最上階の部屋を買ったとしても日影になってしまうので、用途地域を確認する際は注意してください.

・制限高さは同じだけど自分の敷地の方が高い

図で示すと以下のような場合です.
高低差の程度にもよりますが、建てられる高さの条件が同じであれば、高い方の敷地の方が相対的に高く建てることができます.
このような場合は周辺敷地の高さ制限より上の部屋を買えば日当たりを確保できます.
特に横浜市のような高低差が多い土地では、こういった物件が結構あります.

ちなみに我が家もこのパターンです.
制限高さは自宅マンションも周辺も同じですが、高低差があり周辺の方が低いので我が家に影を落とすものは何もありません.
眺望がすごくいいわけではありませんが、抜けているので圧迫感は全くありません.

・敷地に余裕があり周辺建物と距離を取れる

湾岸のタワマンを見てもらえばわかりやすいです.

東京都中央区晴海に建つタワーマンション

建物が建つ敷地が広いため、隣の建物まで距離が取れています.
このような場合は、仮に周りの建物で直射日光(直接光)が遮られたとしても、周りの建物や地面に反射した光(間接光)が回り込むため意外と明るさを確保できます.
タワマンの場合、日当たりが良すぎるので物件によっては北向きの部屋が人気だったりします.

さいごに

日当たりで後悔しない為にマンション購入前に必ず確認することについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

結論としては将来も日当たりを確保できるかどうかを確認することが重要ということです.
そして、その上で将来も日当たりを確保できるマンション」を買えば日当たりで後悔することはなくなるという内容でした.

STEP2では聞きなれない言葉がたくさん出てきたので難しかったと思います.
ですが非常に大事なことです.
1回では内容を理解しきれなくても、何度か読み直してみると徐々にわかるようになると思います.

是非自分のものにして後悔のないマンション選びをしていただけたらと思います.

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