マンション購入前に必ず確認すること【日当たり編】

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マンションを購入する際、「日当たりの良さ」を重要視する方は多いのではないでしょうか?

南向きの部屋が人気なのも日当たりの良さを期待してのことでしょう.
太陽光がサンサンと差し込むリビングは気持ちがいいですよね?
逆に日当たりが悪い環境では、精神的にも身体的にも健康被害を及ぼしやすいと言われています.

そのため、日当たりを確保することは快適な暮らしを得る上で非常に重要と言えます.

購入前であればマンションが建つ敷地を見に行けば、大体どれくらいの日当たりがあるかイメージすることができるでしょう.

問題は購入後です.

買った時は良くても、しばらくしてから周辺に高い建物が建って日当たりが悪くなってしまうケースは多々あります.
予期せぬ形で日当たりが悪くなってしまったら購入したことを後悔してもしきれないでしょう.

そこで今回はマンション購入前に必ず確認すること【日当たり編】をご紹介します.

日当たりが悪くなる側のマンション住民が裁判を起こすケースもありますが、最終的に泣き寝入りになる場合がほとんどです.
日当たりだけでなく眺望がなくなってしまうのも痛いですよね、、

この記事を書いた人

ピッシュ
1級建築士として主にマンションの設計に携わっています.
これまで分譲マンションに限らず、賃貸マンション、デザイナーズマンションなど様々なジャンルのマンションの設計をしてきました.
自分自身でも横浜市に購入した中古マンションをリフォームし、夫婦+娘の3人で生活しています.

ちょっといい暮らし」ができるような情報を発信していきたいと思っています.

この記事は私自身の「マンション設計者としての視点」「マンション購入者としての視点」に基づいて書いています.
記事を書く理由は「マンション購入後に後悔して欲しくない」「より良い暮らしをして欲しい」という思いからです.
「マンションを購入して、ちょっといい暮らしがしたい」と思っている人に読んでいただけると嬉しいです.

先にこの記事のポイントをお伝えすると以下の通りです.

・自宅マンションの周辺敷地が「将来どれくらい変化する敷地なのか」を確認する
・その上で「将来も日当たりを確保し続けられるマンション」を購入する

それでは以下より本文をどうぞ.

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目次

前提条件の確認

まず、本題に入る前に前提条件を確認しておきましょう.

「日当たりで後悔しないマンション」の条件

日当たりで後悔しない為の条件」とはなんでしょうか?

それはいま現状で日当たりが確保されている」かつ「将来も日当たりが確保され続けるということです.

そして、日当たりが確保できるかできないかは周辺環境に影響されます.

周辺を原っぱに囲まれたような建物であれば、日光を遮るものがないので十分な日当たりを確保することができるでしょう.
一方で、都市部のような高い建物が密集して建つエリアでは、周辺の建物の影になって日当たりは悪くなりそうです.

つまり、日当たりを確保する為には日光を遮るものがないことが必要なのです.

以上をまとめると

いま現在も将来も周囲に日光を遮るものがない」=日当たりで後悔しないマンションの条件

となります.

以降、この条件を元に話を進めていきます.

・日当たりが良すぎてエアコンが効かない
・西日が眩しすぎる
といった理由の後悔もあるかと思いますが、今回は考慮していません.

将来」を予測できれば後悔しない

先ほどの条件の話で特に大事なポイントが「将来も日当たりが確保され続ける」という部分です.

その理由は、日当たりで後悔する人のほとんどの原因が「将来も日当たりが確保され続ける」という条件を満たしているか確認していなかったというものだからです.

「いま現状で日当たりが確保されているかどうか」は購入前にマンションが建つ敷地を見に行けば誰でもわかるはずです.
しかし、「将来も日当たりが確保され続けるかどうか」は未来のことなので敷地を見に行っただけではわかりませんし、売主も教えてくれません.

その為、「いま現状の日当たり」だけを見て購入してしまった人が、後になって「こんなハズでは、、」と後悔することになるのです.

そうならない為にも「将来も日当たりが確保され続けるかどうか」をしっかり確認する必要があります.

将来も日当たりが確保され続ける場合」の条件

では将来も日当たりが確保され続けるとはどういった場合なのでしょうか?

以下の2パターンが考えられます.

・自宅の周辺環境が買った時から変わらない
・自宅の周辺環境が買った時から変わるが、日当たりに影響しない程度の変化

購入時に日当たりが確保されているのは当然として、上記のどちらかの条件に当てはまるマンションを購入できれば、購入後に日当たりのことで後悔することはなくなります.

と言うことで、この先は「将来も日当たりが確保され続けるかどうか」を確認する方法をご説明していきます.

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