家とはなんだろうと考えてみる.
生活の3大要素が「衣•食•住」と言われていることを踏まえると「住」にあたる「家」はなんとなく生きていく上で大事そうだなと感じる.
では逆に「家」がないと人々の生活は成立しないのか?「家」という要素を排除して生きていくことは出来ないのか?と考えてみるとどうか.
すぐにそれは無理だろうという結論に至った.
もし家がなかったら雨が降ったら濡れるし、冬は寒過ぎるし、服をしまっておくところがないし、プライバシーもないし、、、
現代社会において「家」なしで人が生きていくという画が想像できないからだ.
人類の家の歴史を調べてみると16万4千年前には洞窟を生活の拠点にしていたようで、
それを「家」と考えるのなら今更切り離せるものではないだろう.
生きていく上で
「トマト嫌いだから食べなくてもいいや」という選択はできるけど
「食べ物嫌いだから何も食べなくてもいいや」という選択は出来ないのと同様に
「マンションより戸建てが好き」や「寒々しいコンクリートよりも温かみのある木造が好き」など好みによって様々な選択肢はあるだろうが、
「家嫌いだからなくてもいいや」という選択肢は用意されていない.
「家」とは生きていく上で絶対に関わっていかなければならないものなのだ.
だとすればベストな関係を築きたいと僕は思う.
食事をするのであれば美味しいものを食べたいと思う様に.
理由は単純にその方が人生楽しいと思うから.
では「家とのベストな関係」とは何なのか?
なかなか定義するのは難しいが、人を例にして考えてみる.
好きでも嫌いでもない人と一緒にいても特になんとも思わないかもしれないが、嫌いな人とずっと一緒にいるのはとんでもなく苦痛だ.
逆に好きな人とずっと一緒にいられるのはとんでもなく幸せ.
家に対して求めるものは人によって異なると思うが、ベストな関係を築く為に共通して言えるのは
「好きになれる家に住まうこと」
かなと思う.
では「家を好きになる」にはどうすればいいのか?
ここでもまた人を例にして考えてみる.
好きな人が必ずしも欠点を持っていないというわけではないし、誰しも必ず何かしらの欠点は持っている筈だ.
じゃあなんでそんな人と一緒にいたいと思うのかというと、いいところをいっぱい持っていて、且つ絶対的に許せないところを持っていないから.
だから僕は妻と結婚した.
そんな妻と出会えた僕はとんでもなくラッキーな男である.
もしも家ともそんな出会いが出来たら幸せだと思う.
かなりふわっとした表現になってしまったが、具体的な内容については今後の記事で書いていきたいと思う.
これまで10年以上建築の設計に携わってきたことで得られた知識や経験を仕事以外にも活用したいと思いブログを始めたので、皆さんが「家」との関係を築く際、少しでも役立つような記事を提供できればと思う.